Dieの森

ジブチ主要スポット最後の砦Day Forest

ついにその砦を堕とす時が来たようだ

なかなか縁がなく行く事が出来なかったが

G2桃井先生の粋な計らいによって

合法的にこの砦に臨むことができた

1泊2日の調査は

イリーガル穴開けニストのM先生をリーダーに

Day生まれドライバーを含む最強の布陣

限られた時間の中で次の研究へ繋ぐ手掛かりと

いつもと違うジブチを存分に味わうチャンス

その両方を得ることができるなんて

なんと贅沢なトリップだろうか

この森はジブチで最も標高が高く

最も降水量が多い地域にある山塊にある

地図にはNational parkと記載されているので

保護レベルがそこそこ高い地域だろう

最も降水量が多いと言ったがそれでも年間350mm

日本に比べたら些細な量だ

しかし

殆どのジブチでは見られない

珍しい植物と生物がそこには生育している

つまりそれらが好きな研究者達にとって

そこはもはや大人の遊園地状態だ

見たこともない昆虫にはしゃぐコドオジーズ

憧れの植物にはしゃぐイリーガリーズ

すべてが未体験ゾーンのビギナー

もはや彼らを止められるものなど何も　ない

ドライバーのモハメッドは多方面で活躍

木こり業やガイド業もプロフェッショナルだ

植物の学名までちゃんと分かっているのだから

ただのドライバーではなく

もはや必要不可欠なメンバーの一人だ

このメンバーならこれからもダイで

調査を続けていけそうな気がする

そんなことを思いながら

次の研究のアイデアに胸を膨らませた調査だった

この森では日没と夜明け前に霧が発生する

霧に浮かぶ枯死したビャクシンのシルエットは

禍々しくも神々しくもあり

ジブチで唯一この光景は

人々に様々な思いを抱かせる

かけがえのないものだ