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果たされたリベンジ

今回の渡航で秘かに狙っていた野望のひとつ

それは

ジブチ大学でフランス語のプレゼンをする

ということだった

 

先月のトレーニングコースで

5分間のプレゼンをしたが散々な結果であった

満足に話せない言語でやったのだから

当たり前と言えば当たり前だが

初めて人前でプレゼンをした時のように

ぎくしゃくしたプレゼンだった印象だ

 

こんなもやもやした気持ちのまま

日本に帰ること叶わず と

再度フランス語でやる決意をしたのであった

 

そして今日 晴れてそのリベンジは果たされた

前回の5分を超える15分の内容

そしてオーディエンスに至っては

前回が6人 今回はおよそ50人といったところ

 

にも関わらず前回よりはるかに良い印象だった

カンペを見ることはほとんどなかったし

なにより輝く視線と笑顔で見守る彼らと

自分なりの一体感を感じることができた

 

いつか研究室の学生に

プレゼンをする喜びを見つけよう と言ったっけ

そんな大事なことを忘れていたと気づかされた

 

でもやっぱりジブチは特殊だと思わされる

言葉に詰まるとフランス語を教えてくれる

発音が違うと直してくれる

一緒に言葉を発してくれる 

プレゼン中にもかかわらずそんな事をされたら

否が応でも一体感が生まれてしまうではないか

 

終了後もマシンガンのように質問が飛んでくる

こんなにもやりがいを感じたプレゼンはない

 

こんな風な姿勢で学びと向き合うことが

なにより人間らしく自然な事なのだと

彼らから教えてもらった気がする