ブクールin da house

ジブチ市生活も残り２ヶ月を切り

トーブで街中へ行くことにも慣れてきて

国籍不明のアジアっぽいムスリムの登場に

誰もが驚きと好奇心を隠し切れない

そんな奇人は普段何を楽しみにしているか

そう　それは

お香である

いわゆるブクールと呼ばれる

アラブ発祥のお香である

天然香り成分を含んだ木片を

香炉や香炭の上で燃焼させると

著しい量の煙が立ち上り

たちまち部屋中が高貴な香りで包み込まれる

色々な種類の香りがあるが

個人的に落ち着くのは

お線香の白檀と似た成分が含まれているやつ

荘厳な静寂と甘美な鼓動が同居する

贅沢なリラックスタイムを過ごすことができる

お香ショップの中に入ると必ず

女性物と男性物に分かれていて

ジブチでこのブクールは基本的に

女性物ゾーンに陳列されている

どうやらこれは女性が

服や体に香りをつけるために

お家の中で使うための物らしい

というのも

女性が公共の場　もしくは人前で

香水やお香などで香りをつける行為は

イスラム教上禁止されているからだ

まぁ女性物だろうがなんだろうが

香り自体とても素晴らしいので

もっと日本でも取り扱ってほしいなと思う

ちなみに

著しい量の煙　と言ったが

本当に著しいので

日本で使う場合はアロマオイルと同じか

火災報知機がない場所での使用を推奨する