みなさんはラクダのミルクを飲んだことがあるだろうか?
私はこのラクダミルクにどはまりしてしまった
ラクダミルクはパウダー状と液状の二種類あるが
私がはまったのは液状のほうだ
しかし正直
ラクダミルクが持つ本来の風味は
どんなものかいまだにわからない
なぜなら特定の樹木を使って燻蒸殺菌をするため
ミルク自体にその燻した風味が移っているからだ
ご存じの方がいればすぐわかると思うが
口の中に広がるスモーキーな風味は
いぶりがっこという秋田の漬物のまさにそれだ
世界で見ると
ラクダミルクの殺菌には様々な方法があるが
燻蒸は小規模な生産者が
最も直接的に消費者へと提供しやすい方法である
いまのところジブチでは
燻蒸以外で殺菌されたミルクには出会っていない
ケニヤやソマリアでは主要な畜産業で
古くから万病に効くと信じられてきた
(マラリアに効くと聞いたがどうだろう…)
まあでも、それほど栄養価が高く
貴重な栄養源であったのだろう
ジブチではキャメルカフェという場所で
ちゃんと製品化されたものを味わえるが
これは結構高い(500 mLで1500円くらい)
なので通常は下の写真のように
使用済みのペットボトル(出所不明)
に入ったものを道端で買って飲む
これだと大体1.5 Lで700円くらいなので
毎日飲むならこっちがおススメだ
何かと気にならない人にだけ、だが
ちなみにヤギのミルクも燻蒸殺菌しているため
同じような風味がするらしい
ラクダは厳しいがヤギは日本でも飼育できるので
燻蒸ヤギミルクを商品展開しようか画策中
今回一保堂という京都のお茶屋さんが出している
炒り番茶というのを持参した
実はこれもまた燻し風味がする珍しいほうじ茶で
このラクダミルクと合わせたほうじ茶ラテが衝撃的なマッチングを果たした
この発見は本渡航の重要な成果の一つである
一保堂 炒り番茶↓